
当サロンのレイキセミナーは、マンツーマンのスタイルが基本です。
それをうたっているためか、お一人で受けにこられる方が多いのですが、そのなかには、お友達と、ご夫婦で といったふうに受ける方も増えてきました。
同じステージを学ばれるのであれば、講義は同席して聞いて頂き、アチューンメントはひとりずつ というスタイルで行います。
複数の人を集めてレイキセミナーを開催することも一度 考えたこともあったのですが、もともと、私がマンツーマンでレイキを学んだ事と、レイキセミナーを開く中でマンツーマンのよさに気づいたことがあり、今でもこのスタイルでさせていただいています。
マンツーマンの良さはいろいろとあるのですが、
たとえば、涙を流してもサロンにいるのは私だけですからあまり恥ずかしくない。であるとか、アチューンメント中にお腹がなっても(時折起きます)恥ずかしくないなど。
でも一番の利点は、人と比べることがない ということでしょうか。
目に見えないエネルギーであるレイキの伝授となると、レイキを感じたか、どうか、わかるかどうか ということに意識が向くことがあり、特にはじめてレイキのアチューンメントを受けるときには気になる方が多いようです。
レイキヒーリングが出来るようになるレイキアチューンメント およびレイキセミナーの最大の目的はといえば、それはずばり
レイキヒーリングを自分や家族、目的などのために使えるようになること
です(ちょっと今回は強調してみました(笑)。
レイキを感じるかどうか、というのは二の次だと私は考えています。
なぜかといえば、レイキセミナーを受けに来られる生徒さんの理由をうかがっていると、みなさん、健康や美容のため、ストレス軽減など、レイキを使うことで改善が期待できる目的をおっしゃるから なんです。
レイキを感じてみたくて!といって受けにこられた方は、今のところ出会っていません。
グランドマスターがよく、別のヒーリングの講義でこうおっしゃるんです。
もし、エネルギーのビリビリ感を感じたかったら、濡れた手でコンセントを触ればいい。
もちろん、触ったら大変なことになるので誰もしようとしませんし、人は危険だとわかっていますから、誰もしないだろうという意味を含めた笑いが起きます。
コンセントに届いている電気もエネルギーのひとつですから、感じたければ確かにやってみればエネルギーを感じることになると思いますが、危険ですから誰もやりませんよね。
しかし、目に見えない同じエネルギーでも、レイキとなると 感じてみたい、という気持ちがむくむくと起きる。
お友達、またはご夫婦でアチューンメントを受けられ、後半のレイキの使い方をお教えする講義をしていると、時折起きるのが、
自分はレイキのビリビリ感がわからない。でも、友達は感じていると言っている。
というような感覚の差をかんじる場面です。
マンツーマンでしたら、互いの感覚の差をかんじることはありません。
ですが、一緒にアチューンメントを受けた誰か がいると、比べる対象がそこにいるので、どうしてもこの差を意識してしまうことがあるんです。
私はそこを避けたくて、マンツーマンでのセミナーを続けています。
この感覚の差 というのは、同じ温度のお湯を触ったときに、それを熱いと思うか、ぬるいと思うかというのは、その人の手の温度、皮膚の厚さや環境など、個人差があるからこそ、感じ方が違います。
私の主人は手の皮が厚いので、ホットな缶のお茶を普通に握ってますが、私は皮膚が薄いからハンカチで包まないと買ったばかりは持てません。
そんなふうに感覚の差は、個人差によって変わってくるわけです。
それは、レイキを感じる ということでも起きてきます。
特別な才能がある、エネルギーに敏感といった理由よりも、この個人差の理由のほうが大きいと私は考えていて、その理由として、私自身がエネルギーワークに関しての特別な才能やエネルギーに敏感ということが、レイキを習った最初に時点ではなかったからなんです。
ヒーリングって?レイキって?という、素人同然のスタートをし、特にヒーリングに関しての才能を持っていなかったというのに、実際にヒーリングを行うことができるのが何よりの証拠ではないか と考えています。
エネルギーに敏感であることは、時には便利だと思うこともありますが、目に見えないものを感じる という人間の弱い心をくすぐる出来事は、ときにエゴと手を組んで心を揺さぶるときがあります。その弱さを体験し、散々振り回されてきたからこそ、今は冷静に エネルギーに敏感であることの便利さと危うさを見ていられるということがあります。さらに、感じるということも個人差からくるものですから、正しいかどうか というものとは別になってきます。なので、便利ではあるけれども重要視することは危ないなと考えています。
たまに、生徒から「エネルギーに敏感なのがうらやましい」と言われることがありますが、
エネルギーをまったく感じなかったころは、私もそんなふうに思っていたこともあるので、その気持ちはよく分かります。
でも今は、レイキを使っていく目的がヒーリングを行うこと なので、感じても感じなくても、そのことについて意識が向くことはなくなりました。おそらく、エネルギーを感じるというのは、ほんのオマケぐらいなものだろうと思って、それほど重要視はしていません。
レイキを習い始めて、何も感じないと思っていて悩んでいる、または心配している方がいたら、とにかく安心してください。
ほかの人、ビリビリ感じる人がいて、自分は感じないと思っても、そう心配することはありません。それは優劣からくる反応ではなくて、個人差からくるものであるし、そもそも、レイキセミナーをなぜ受けたか?ということを思い出してみてください。
レイキヒーリングを行うことで期待できる目的のために受けたのではないでしょうかね。
そのために、レイキマスターはアチューンメントを行い、レイキを使える手にしてくれたはずです。
習うより慣れろ
レイキの世界に、この言葉は心地よく響いてくれると思っています。