
生きるあなたの支えとして
もう20年以上前のことなので漠然としか覚えていませんが、長い学生時代を終えて、仕事をする 働く大人の世界に入る手間の1年間というのは、やはりどこか不安を感じていたのかもしれません。
とはいえ、私は高校生の頃から仕事をしていたので、そのあたりが曖昧でぼんやりとしてしますけど、娘を育てた経験からも、やはり漠然とした不安を感じる時期でもあるのかなと思います。
そんな漠然とした不安のただ中にいる若者に、レイキアチューンメントをさせていただきました。
さすが10代!と思えるような身体の元気さ、気の強さを感じつつも、経験がないが故の頭で考える癖や、考えすぎて陥る不安感をアチューンメント中に感じましたが、レイキが若者の人生を彩り豊かなものにすることを思いつつ、レイキを伝授させていただきました。
「生きることが100パーセント 楽しいこと嬉しいことで終わりました!」。
なんていう人生を送った人間は、おそらく皆無でしょう。
どんな人にもひとつやふたつ、つらいことや悲しいことは起きるものです。
息が出来ないほどの苦しさや、あまりの大きさに乗り越えられるかどうか不安を感じる壁の大きさ、大好きだった人との別れ、人との仲違いや摩擦・・・。
まあ、いろいろありますよね。
生きるって、それらを含めたすべてのこと ですからね。
私はつらいことが多すぎて、もう二度と自分が傷つくような出来事が起きないことを願うばかりに、自分が傷つく前に相手を傷つけたり、状況をぶっ壊す という手段にでていた時期がありました。非常に若い頃ですけどね(苦笑)
転ばぬ先の杖の最強版というか、方向性がまったく違う版というか(苦笑)
だから、アチューンメントを受けてくれた若者が、この先のことを考えて不安になって、甘えと自律のあいだを行ったり来たりする気持ちも分からなくはないんですね。
ただ、傷つくことを恐れて臆病だったがゆえに、先の不安や心配を回避することが上手だった私でも、避けられないつらいこと、状況を受けた経験があるんです。
個人的なちいさい波であるのなら避けて通ることも可能 であるけれども、社会的な大きな波、こちらに落ち度はないはずなのに相手から一歩的にふっかけられる問題という大きな波は、どんなに身構えて、どんなに頑丈な壁に囲まれて、どんなに深い穴に引きこもっていても、やっぱり訪れてしまうもの なんです。
理不尽でどんなに悔しがっても、こちらが不利になる状況。
どんなに足掻いてみても、どうにもならないことって、生きていれば誰にだってあることなんですよね。
傷つくことを極度に恐れて、もう絶対に嫌だ!と思っていた私がどうにも避けられない波にぶつかって、翻弄され傷ついて、ようやく砂浜に打ち上げられたときに気づいたことは、
「この先を不安に思うより、心配するより、やってきた波を乗りこなすための能力、考えることを放棄しない勇気と根性、すべてを楽しむ強さを持つこと」。
でした。
第6チャクラの特徴でもある賢さというのは生きるためには必要なものであり、武器にもなりますが、その賢さが逆に、先を見据えることで見えてしまう将来を予測し、足止めしてしまうことってあるんですよね。
誰でも未来に対して、不安や心配を抱くことは当然です。
当たり前すぎるほど、当たり前。
しかし、バランスをとることはとても大事なことで、不安や心配を思うと同時に動き出すパワーも持っていた方が、よりベターだと言えるんですよね。
ふと昔を思い出しましたが(苦笑)、その昔は、つらいことがあると私は部屋に閉じこもっちゃう人だったんですよね~。日常生活すらも放棄して、食事もせずにとにかく寝る みたいな(苦笑)。
それで、頭の中でごちゃごちゃと考えて考えて、とにかく考え抜いて、自己完結をさせていくみたいな解決方法をとっていたんです。でもそれは、実は何の解決にもなっていないんですよね。動いていないから現実は変わらずに、つらいことを捉える私の視線が変わっていただけなんです。つまりは、避けていたわけです。
でも、避けることの出来ない波に翻弄されて初めて、私は動いて解決することを経験し、冷静な判断と考える頭、それに負けない強さの必要性を感じました。
生きることはつらいこと。
そう実感しましたが、それ以上に、実はとっても楽しくて自由なんだ ということも感じました。
そんな感想を持つ私のところで10代の若者がレイキを受け取ってくれたことは、個人的にも嬉しいことだったので、ふと昔のビビりな私を思い出していたのですが・・・生きることはつらいことって、やっぱり素直に言ってしまうんですよね。
楽しいことばかりだよ!
なんて、無責任な嘘はいえませんからね。
生きていることはつらい。
でも、楽しくないわけじゃない。いや、だからこそ、楽しいもの。
そんな言葉と共に、レイキを添える。
つらい人生の杖に、レイキをあなたを支える杖として携えて、強く、楽しく生きて欲しい。
そんなふうに思う休み明け、きょうのできごと でした。