
レイキを使えるようになったら
先日、レイキセミナーをはじめて受講された生徒さんが、セミナーの終わりに、質問などありますか?と伺ったところ、
「まずは使ってみます!とても楽しみ」と言ってくださって、わたし自身もこころから嬉しく、生徒さんの手から溢れるレイキがどんな道を作っていくのか?自分のことのように楽しみに思いました。
ふしぎな部分をいっぱい秘めた 宇宙エネルギーであるレイキが、どんなふうに生徒の人生を彩っていくのか・・・想像しただけでわくわくしてきます。
さて、いろんな思いを持ってレイキセミナーを受講したその後、レイキをあまり使っていない、という生徒は案外と多くいらっしゃいます。
レイキを受講しようと決めたそのとき抱えていた問題や悩みが解決できれば、レイキを使う必要性を感じなくなるのは、レイキを仕事として プロとして使う環境でなければ、自然な流れなんだと思います。
レイキを使わなくなってから数年後、レイキを使う必要性がでてきたときに慌てて
「レイキを使ってないんですが、出てますか?」とか
「ひさしぶりにレイキを使うんですが、どうしたらいいですか?」
というお問い合わせをいただくことがあります。
そして、ちょっと申し訳なさそうに、どこか私に気を遣っていらっしゃる空気と共に、メールや電話がくるんですね。
せっかく習ったというのに使っていない・・・という、ティーチャーである私に対しての配慮、気遣いのようなのですが、私はまーったく気にしていないので安心してください。
私はたまたまレイキを使い続ける道ができあがっていったので(身体が弱かったり、ストレスフルな生活だった)レイキを使う毎日を送っていますけど、普通に暮らしている方で、特に問題や悩みなどなければ レイキを意識して使うことはないだろうなということは、家族を見ていても思うことなので、そこら辺の理解はバッチリです!(笑)
でもですね、レイキをみなさん使っている んですよ!
自分の身体や家族に手を当てていない
シンボル&マントラを描いたり唱えたりしてない
教えてもらったことを忘れている
それでも、レイキをみなさん使っています。
それについての一例を、私の家族に起きた出来事を以前、ブログに書いたので、よければそちらも読んでいただきたいですが、
レイキというのは、レイキヒーラー またはレイキホルダー(レイキエネルギーを伝授されたひと)が、よっし!レイキを流すぞぉ~!と思ってから流れるものではなく、手を置いた場所、箇所がレイキを引っ張っていくものなので、レイキを使っていると意識をしようがしまいが、手を使っている以上、レイキは触れたその場所、箇所に流れていっているわけです。それも必要な分だけ流れていく。
お母さんが触れた子供の頬や背中に、ご主人が繋いだ奥様の手のひらに、OL
が淹れた同僚のためのお茶に、触れたものにレイキは流れていきます。
ですから、レイキを皆さん使ってますよ!ってことなんですね。
ただ、使っているという意識をしていないだけです。
この、意識をしているか?どうか?
というのは、私の経験上、レイキの流れ方に差が出来ると考えています。
私はレイキを持っているんだと思うかどうか、レイキが身体を流れているんだと思うかどうかで、その流れが変わってくることを実感したことがあったので、そのように考えているのですが、
この 意識する ってことができれば、その後のレイキと自分の人生との関わり方が変わるのではないかと思っています。
ただ、ここでちょっとした勘違いを起こしやすいので注意が必要なんですね。
レイキ・・・目に見えないだけに ふしぎなものと思いますよね。
人によっては魔法のように捉えて、レイキを受けたら人生そのものが一瞬にして変わる ぐらいの気持ちで、さまざまな質問をしてくださる方もいらっしゃいます。
旦那の浮気は治りますか?とか、子供が勉強するようになりますか?とかいった質問もそのひとつです。
お返事にとても困ってしまう質問です。
レイキは魔法ではないので、魔法使いが出てくる映画のように、パパッと悩みや問題が解決するという話をすることはできません。が、レイキを受けられた方の中に、それらの問題を解決させる意思があれば、レイキが何らかの手助けをしてくれるかもしれませんが、あくまでもそれは可能性としてありますが・・・という返事しかできません。
また、少し話がそれますが、他者をなんとか変えたい、ということに対して私は慎重になります。
自分の心ですらままならない、コントロールできないのに、自分以外の他者を変えようということは不可能に近いことですので、それをレイキで・・・ということは難しいですよね。まして、相手には人格があり、こころがあります。ですから、いくら家族であっても、相手の許可なしに変えようとすることはどうだろうか・・・と思います。
では、レイキを使って自分の持っている悩みや問題を解決する ということに対してはどうか。
ここで、ちょっとした勘違いが起きるのですが、レイキそのものが その問題や悩みを解決してくれるわけではないんです。
レイキの伝授を受けた途端に望みが叶えられたり問題が片付くのではなく、そこにはあくまでも、望みや問題を抱える人の努力、意識があってこそレイキが働きかけてくれるもの であるんですね。
今まで、レイキの伝授を受けて、自分にぴったりの就職先が見つかった、悩んでいた花粉症の症状が緩和したといった報告を受けていますが、よくお話を伺っていると、そこには絶対的に、その方の努力や意識がきちんと働いているんですね。
よく考えれば当たり前のことですけど、レイキが職安に行って求人を見つけてくれるわけではなく、人間が職安に足を運んで求人を探す、または知人や友人に相談をして、仕事を紹介してもらうという、かならずそこに、本人の行動、努力、意識が入っています。
ご病気に対してもおなじことが言えますよね。
身体の不調を改善したいと言いながら、身体に良くない食べ物ばかりを食べていたとしたら・・・いくら、レイキというエネルギーを送り込んでも不調は改善しません。プラスを与えても、そこにマイナスがあれば、プラマイゼロになってしまう、というわけです。
レイキに依存してはいけない。
これは、レイキに限ったことでなく すべて においてなのですが、自分以外のもの、他者や物がなんとかしてくれるという依存の姿勢は、解決を生みません。
前に書いたとおり、レイキはまず、ご自身の努力や意識があってこそです。
いいお仕事が見つかったのは、ご自身が仕事探しを頑張ったり、周囲に日頃から親切にしていたからこそです。そこにレイキがプラスされ、ベストなタイミングで言いお話が舞い込んできたのだと思いますし、花粉症の改善は、食事面、生活面に気を遣ってきたから。
人生を好転させた生徒というのは、他者や周囲、物に依存せず、あくまで自分が自分をよくするぞいう努力をしているんですよね。自分で解決することを諦めていないんです。
自分自身を絶望に至らしめた問題、悩み。
360度、なにも見えないようにしてしまった漆黒の暗闇。
そこで目を開いて立ち向かおうとすることは、とてもとても勇気がいることで、立ち上がることすら怖いことだと思います。
また、打ちのめされたらどうしよう。
これ以上、傷ついてしまったら・・・・自分がどうなってしまうか分からない。
怖くて怖くて仕方がない。
だったら、逃げていた方がいい。
見えないように目を閉じて、分からないようにしてしまえばいい。
でも、目を閉じてしまい、すべての感覚を閉じてしまうと、暗闇にあるちいさな光に気づけない。
かすかに吹いてくるわずかな風に、気づけないんですよね。
その風や光は、物事を好転させる合図やチャンスかもしれません。
でも、逃げていてはそのチャンスに出会えないわけです。
諦めないで欲しいな、と思うんですよね。
自分自身に、自分を生きるという人生に。
私の身に起きた問題、悩みは、わたし自身の手で解決させる、と意識する。
この”意識”が、レイキを使っていくときに大事な要素のひとつになる と思っています。
ひとには必ず、勇気や元気が備わっています。
状況、環境によっては、それらが足りなくなったりすると思いますが、ゼロになることはなく再び増やすことが可能です。
つまり、自分の中にかならず問題を解決する力はあるということ なんです。
私を含めたヒーラーは、この誰もが持っているパワー エネルギーを見つめながら、人を悩ます出来事からその人自身が抜け出せるように、エネルギーを加えたり、または希望を叶えることを邪魔してしまうエネルギーを抜いたりを仕事としていますが、わたし自身のちいさなサロンの、少ない現場の中でも、自分の中にあるパワーに気づき、自らの手で解決しようと動き出したときの、力強いパワー、奇跡のような進化や変化を目にします。
そうなると、誰がなんと言おうともこの世に存在するすべての人間には現実を変えていく力がある ということを私は信じざるおえなくなり、今は疑いようのない事実となりました。
ただし、それは誰にも何にも依存をしない、自分の力を信じる ということが、ひとつの鍵となります。
その 自分という鍵と共に、レイキを使う。
なかなか面白い、相乗効果を生むと思いますよ。
そういう私も日々実践中ですから、一緒にがんばっていけたらなって思います(笑)