
足裏から読み解く 過去
一時期、飯田サロンを閉じたこともあって久しぶりにお会いした とあるクライアントさんが先日お越しくださいました。
サロンに通ってくださってから6年はたっていると思いますが、施術中にポタポタと大粒の涙を流されて、服に染みを作って落ちていく涙と共に、どれほどの辛い最中にいるのかと思ったことを今でも鮮明に覚えています。
このクライアントさんは悲しみや辛さに打ちひしがれていても、大事な自分を手放さずに、上へ上へと、諦めない姿勢が常にあって、たとえ涙を流したあとでも未来を見つめている、そんな姿をいつも見せてくださるという印象がありました。
約2年ぶりに飯田サロンの玄関にお立ちになったクライアントさんを見たとき、ヒーラーの直感で何かが変わったことは掴んでいましたが、オーダー頂いたチャクラリフレをさせて頂いている最中に、その変化の片鱗を確実に掴んでいました。
足裏とは本当に面白いもので、過去を表す詰まりやエネルギーがそのまま残っていることがあり・・・これは私も初めてのケースでしたが、全体から読み取ったチャクラのバランスと、足裏から読み取ったチャクラがどうしても噛み合わず、それで、足裏に残った過去に気づくことができたんですね。
ヒーリングは占いではありませんから、いま現在のクライアントが持っているエネルギー(オーラやチャクラ)から、推測として傾向を伝えていきます。それは推測であるとはいえ、理学的な検証が繰り返し行われたデータを元にして作られたシステムを利用しているので、ヒーラーの感性から伝えられるものとは違います。
それと、もうひとつはチャクラから読み取ったものを伝えることで、自分を見つめ直すきっかけとなるために、自らの手で自分自身を変えたり、良い方向へ向かわせることができるのも特徴のひとつです。
ひさしぶりにお会いしたクライアントさんの足裏は、そんな自分を見つめ、逃げずに向き合っていくという戦いをし続けてきた、歴史が残す史跡のように詰まりやデポジットを残して私に伝えてくれました。
クライアントさんは今、数年前には考えられなかった幸せを掴み取るところにいらっしゃるようで、それはまさに「がんばった自分への宇宙からのご褒美」のようで、子どものようにだだをこねたり、拗ねたり、時には制御不能になる自分自身から逃げず、ずっと見つめてきた、諦めずに向き合ってきた彼女に、私は拍手喝采でした。
人間は、自分自身のしあわせを追い求めて、あちこち出かけたり、遠出をしたり、立ち止まったりと迷いながらも探し出そうとしますが、けっきょくのところ、自分自身を幸せにする種は、自分の中にあるんですよね。
一番近いところにあるのに、それを探すために遠くに出かける。
そこで色んな人に会い、好きになったり諍いを起こしたり、切ない思いを味わったりしながら、自分自身に気づいていくんですよね。
こんなところにいた、本当の私に、わたしの幸せ。
ヒーリングって、そんな旅に出た誰かの傍らに寄り添って、励ます声になったり、涙を拭くハンカチになったり、背中を押す手になったりするんです。
クライアントさん、もっと幸せになってくださいね!
ファ.ーストノエル