完ぺきじゃなくても良い世界。

ダメなあなたも、大切な存在

昨年のことだったのですが、とある生徒から「もうヒーリングを辞めます」と言われたことがありました。

これはもう、指導する私の責任だと思い反省しきりだったのですが、よくよく話を聞いていたら、ヒーリングにおいて身近な存在であった私と、自分自身を比べたことで、何も出来ない私という境地にいたり落ち込んでいたようでした。

 

ヒーリングを始めたばかりの新人ヒーラーやレイキマスターには、その時期にしか味わえない良さ、素晴らしさがあると今の私なら分かるのですが、当の本人にしてみると不安や心配ばかりが募ってしまうのも同じ道を通った身ですからよく分かります。

 

がんばって目標を達成するとか、自分に課題を課してそれに向かってひた走る。

ひとの成長を促す行動は決して無駄にはならないし、実際に成長させるものではあるものの、そこに、他者という存在が入り込んでいると、しだいに疲れてきてしまう。

 

その疲れは心にもおよび、すべてにおいてやる気が出ない。まるで、燃え尽きたかのように家に引きこもってしまう。仕事も行きたくないと思うという方は、生徒さんに限らずお客様の中にもいらっしゃり、よく相談を受けます。

 

そんなにしんどいなら、その、しんどいと思う自分をやめたらどう?と思っても、もう癖のようになっているので、その癖に気づかない限り実はこの連鎖から抜け出すことは容易ではないんですよね。

 

私も一時、似た状態になっていたことがありました。

そういうときは感情の起伏も激しくて、やる気いっぱいの自分が続いていたと思ったら、一気に落ち込むなんてこともしばしば。

 

自分の好きなことに没頭していればいいのですが、その”好きなこと”に他者の目を気にしてであるとか、誰かと比べてといった”他者”が入り込んでいると、自分を成長させるはずの頑張りが、まるでその副作用のように疲れとしてでてくるんですよね。

 

感情の起伏が激しいというのも、心が「違うんだよ~!そうじゃないんだって!」とでも言っているかのような暴れ方にも見えます。自分の思いや声を押さえつけられた反動ですからね。

 

こういった反動を繰り返す、やる気と落ち込みが繰り返しやってくるタイプを見ていると、その裏にある、ダメな自分に対してのジャッジが激しくコンプレックスが垣間見えるんですね。

 

こういうタイプは、凄い人、偉い人と思われる方から褒められたり、認められることを強く望み、その凄い人から言われたことを忠実に行おうとしたりしますし、コンプレックスの強さから、ひとたび誰かに褒められ認められ肩書きを持つと、実力以上に自分を表現しはじめます。

私は出来る人間なんだと思い、自分が持っているもの以上に”盛る”わけです。

 

ヒーリングの世界だと、オーラが見えた!チャクラを感じた!と言い出したあたりから、コンプレックスというマイナスから一気にプラスへ行く反動が大きく出て、実はとても危険な状態。自分の感覚のみを信じて行うヒーリングは安全か?といえば、そうではないですからね。

 

いづれにしても、ひたすら自分がしんどくなっていく連鎖です。

この連鎖をとめたい、やめたいと思ったら、他者の目を気にして動く自分に気が付くことが実はとても大切になってきます。

 

でも、なかなか気づけないかもしれません。

自分の事って、案外とじぶん自身がいちばん知らないですからね。

 

こういうときにヒーリングを受けて頂くと、心身の疲れをまず癒やしてから、その癖に気づくためのヒントであったり、必要とするメリットを与えれると思います。

 

でも、それとは別な方法もありますよ。

 

それはですね、無駄をいっぱい経験して欲しいんです。

おなじ珈琲を飲むにしても、近所のカフェじゃなくて、自宅や職場からちょっと離れたところで飲むとか。

普段、飲んでいる紅茶の銘柄を変えて、ちょっとお高めの茶葉をポットで淹れて、お客様用のティーカップに入れて飲んでみるとか。

こんなもの必要ないよなと思えた物でも、心がときめいたなら思い切って買っちゃうとか。

 

そうやって、生きていく上で特に必要ないと思える事柄を増やしていくと、心がゆるんでくるんですよね、不思議と。

 

こんな私はダメだと思っていたじぶん自身に、無駄だと思えることを試していくことで、こんなにダメな自分でも無駄を与えられているという経験は、自分にOKをだしていく作業に繋がるのだと思います。

 

あなたや私が生きているこの世界が、完ぺきじゃなくても良い世界なんだと心が理解したとき、ほんとうにしあわせになれるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ファ.ーストノエル

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